●特徴
ALCとは「軽量気泡コンクリートパネル」のことであり、厚さ35~50㎜程度のものが一般住宅には使われております。大きさは約600×1800~2000㎜程度となっておりパネルの継ぎ目に上の写真のような目地が入っているのが特徴です。
反面この材料自体は水に弱いため、一般的なグレードのものですと早くて7年、通常10年程で塗り替え時期がやってきます。また、窓廻りや玄関などの開口部はコーキングで修められているため、コーキングが痩せて劣化するとそこから雨水の浸入を許してしまいます。風の強い雨の日に、雨漏りが起こるという家は、このコーキングの隙間から雨が浸入することが多いのです。
●ALC外壁工事とは
ALC外壁修繕工事は実はとても限られてしまいます。
①塗装工事
②既存のALCを剥がして、窯業系又は金属系、樹脂サイディングなどを張り替え
などです。ALCという材料は厚みがありこの上に胴縁下地をしてサイディング等を張ってしまうと、窓等の開口部がかなり凹んだ納まりになってしまいます。見た目も防水上もあまりよくないので当社では塗装か張替えをお勧めしています(必ずしもできないというわけではありませんが)
●日常できるメンテナンス
ALCの外壁はそのほかの外壁と同じように、チョーキングが出ていないかが塗装をするタイミングの目安となっています。
また、外壁が原因で雨漏りすることが一番多い外壁材が、ALCです。雨と風が強い日、ALCパネルの継ぎ目から壁に当たった雨水が浸入してしまうトラブルがありますが、これもパネルの継ぎ目にコーキングを打ち、その上に塗装を施せば対応できますので、そのような際にはご相談ください。