一般にあまり知られていない職種“建築板金”。“板金”とは板状の金属。そしてそれを加工することを言います。
北海道地方で建築板金というと、主に屋根屋さんのことを言うことがほとんどです。なぜなら北海道は住宅の90%以上が金属屋根であり、住宅メーカー・工務店などの下請けとして屋根工事を専門として行う業者が多いからです。
同じ“板金屋”でもよく間違われるのは、“車の板金屋さん”。同じように鉄板を叩いたり、曲げたりしますが、こちらは職種でいうと、“工場板金”という分野になってしまうのですが、なかなか一般の人には分かりづらいですね。
つまり“建築板金”とは、「建築(住宅や店舗)」に関する分野の「板金(金属を扱う仕事)となります。
「屋根も大工さんが張ると思っていた。」という言葉をよく耳にします。しかし、屋根の張り方には防水上、やってはいけないこと、やらなければならないことがたくさんあります。その専門家が建築板金業であり、その中でも“建築板金1級技能士”または“建築板金基幹技能者”という国家資格を有する者はその道のスペシャリストであり、住宅の板金工事をする上で欠かせない資格になっております。ぜひ工事をする際は建築板金専門業者、そして1級技能士又は基幹技能者保有の業者をお選びください。