モルタル壁

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特徴

モルタル壁とは、下地の金網(ラス)の上にモルタル(セメントと砂と水を混ぜたもの)を左官技術によって仕上げる方法です。サイディングが普及する前までは大半の住宅の壁はモルタル壁でしたが、現在は新築住宅の10%程でしか採用されておりません。

しかし、モルタル壁は定尺物のサイディングなどでは施工しにくいR形状の壁など、とても細やかで表情豊かな印象の外見をつくりだすことができます。

一方、モルタルはそれ自体の防水効果は低く、表面には吹付塗装などの防水処理をする必要があります。またモルタル最大の弱点はひび割れです。最近はメッシュ状のものを使ってひび割れしにくくする工法もありますが、通常の工法のものは年数にあまりかかわらず、いつどこに出てくるかわからないのがモルタルのひび割れとなっております。

 

モルタル壁の外壁工事とは

 モルタル壁の外壁修繕工事は様々あります。

塗装工事

金属系や樹脂サイディング等を重ね張り

既存のモルタル壁を剥がして、窯業系又は金属系、樹脂サイディングなどに張り替える

既存のモルタル壁を剥がして、再びモルタル仕上げ

などです。①<②<③、④の順で金額も掛かってしまいますが、既存のモルタルを剥がした際には、壁内の断熱材の入れ替えや、耐震補強等も同時に行うことができるので、専門家の目から見た適切な判断が必要となります

 

日常できるメンテナンス

モルタル壁のメンテナンスのポイントは2つあります。①ひび割れはしていないか、②チョーキング(手で触った時につく白い粉)が付くか、ということです。下の写真のような1mm以上のひび割れは雨水の浸入がありますので、コーキングで穴埋めすることをお勧めします。なお、その時は「変性シリコンコーキング」をお選びください。雨水が浸入するとその下の写真のように内部の板や躯体にまで影響が出ますので、早めの対応が重要となります。

 

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